Urpa i musell | UiM 010 | SPA | 2025 | M: NEW | JK: NEW | 2枚組
A1: Quasi la 1:51
A2: Cajón 3:22
A3: Rellotges 2:06
A4: Tus 3:15
A5: Dens, no dance 7:33
B1: Patmos 4:13
B2: Oldoinyo Lengai 3:33
B3: Hora punta 5:06
B4: Mà 3:40
C1: Cartoons 1:04
C2: Visita a Klänge 5:59
C3: Penn ar Ru Meur 4:34
C4: Cops 0:51
D1: Ball 5:09
D2: Sulpalco 3:34
D3: Quadre Mallorca 6:03
スペイン/カタルーニャ出身の音楽家 Joan Saura。サンプラーを楽器として扱いながら即興と作曲の狭間を自由に行き来し、ダンスや舞台芸術とも深く関わりつつ、独自の音の言語を築いたスペイン実験音楽の先駆的存在。1998年にCDのみでリリースされた「Àlbum」 が、今回 スペイン名店 Discos Paradiso のレーベル Urpa i musell によって初めてリイシューされました。
本作には 即興/作曲、そしてその中間的なハイブリットな楽曲が並ぶ構成になっています。Nuno Rebelo、Xavier Maristany、Agustí Fernández などスペイン/ポルトガルの名手との共演、ダンス公演のための楽曲、未完のグループ作品など素材は多様で、そのどれもがサンプラーによる断片の組み合わせで構成されていて、静けさと緊張を行き来する音の“間”を聴かせる楽曲となっています。
音を「素材」ではなくひとつの「物質」として扱いつつ、即興も作曲もあえて区別せず、音の反応を記録していく事にただ集中させたことが、このアルバムの核心だと思います。派手さはなくとも、音に触れた瞬間の感覚が手触りよくそのまま残っている感じ。耳を澄ませるほど、音楽の“自由”が自分の中に広がっていくような1枚です。
複数枚在庫しています。この機会にぜひ。
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