ECM Records | ECM 1095 | GER | 1977 | M: VG+ / VG+ | JK: VG+ | テクスチャージャケット
A1: Distant Hills 10:43
A2: Balance Beam 10:38
B1: Along The Way 5:10
B2: Arion 8:40
B3: Song Of The Shadows 9:25
ECMを代表するギター奏者/作曲家/コンポーザー、Ralph Townerの77年リリースの名盤。メンバーはEberhard Weber、Jan Garbarek、Jon Christensen。Talent Studio録音、エンジニアはJan Erik Kongshaugという、まったく隙が無い鉄壁の布陣。静謐ながらも一撃必殺のメロディをメイクしてくるギターと冷たく刺さりこんでくるサックス、浮遊感たっぷりに滲んでいくベース、繊細なシンバルと重たいキックで牛歩のように迫るドラム、そしてECM独特の音場、インプロ、緊張感、どこを取ってもまったく抜かりなし。Oregonのヴァージョンよりも美しくミステリアスなA1「Distant Hills」、天高くブロウするサックスに鳥肌が立つA2「Balance Beam」、ギターだけではなくピアノを弾いても秀でているRalph Townerのメロディメイクが素晴らしすぎるB2「Arion」など全5曲収録。前作の「Solstice」と合わせて、ECMを知りたいならまずはこの2枚を。これは、必ず。この辺からECMサウンドは孤高へと向かいます。ジャケットもシンプルで美しい。