Blaze / Directions Part 1 (12"single)

Spiritual Life Music | slm375 | US | 1998 | M: VG+ / VG+ | JK: VG+

A: Directions (Direct Mix One)


B: Directions (Direct Mix Two)



80年中盤、NYのレーベル Quark から「Whatcha Gonna Do」や「If You Should Need A Friend」という名曲を発表、初のアルバムはなんと名門 Motown からリリース、という当時からかなり鳴り物入りでシーンに参入してきた Josh Milan & Kevin Hedge による2人組ユニット、Blaze。ブラックミュージックとしての「ハウスミュージック」を体現した、現在も変わらぬ勢いで活躍するアーティスト。どうしてもハウスミュージックのシーンは、12インチによる匿名文化みたいなところもあるのでしっかりと評価されて長続きするアーティストは数少ないのですが、常にフロントラインに立ち続ける Blaze のようなアーティストは本当に貴重。

このシングルは1998年に Joe Claussell のレーベル「Spiritual Life Music」からリリースされたシングル。Blazeは前述した通り「ブラックミュージックとしてのハウス」を頑なにリリースしてきたのですが、同じ年にリリースした「Lovelee Dae」や Funky People 名義での「Moonwalk」など、実は欧州の方が人気ある曲というのが何曲か存在するんですよね。グルーヴや音色はその他の作品と変わらないまま、シンセがミョーーンとスペイシーなのが特徴。とはいえ同じタイプの欧州ハウスのような「フュージョンらしさ」ではなく、やはりブラックミュージックとしての70'sジャズファンクが持つサイケデリックさやスペイシーな魅力があるんです。そして、この盤も然り。

シンプルだけどリアリティのあるグルーヴのブレイクビーツに、スペイシーなシンセとハープのような弦音で幻想的な世界を構築するA1「Directions (Direct Mix One)」、ビートは変わらずで前半にオルガンでファンキーかつ抑えた感じに始まりA1の世界に繋がっていくB1「Directions (Direct Mix Two)」の2曲収録。かけるタイミングやハメ具合や時間帯で使い分けるには最適。良曲ですね。


Sleeve: プレーンスリーヴ/ステッカー/シュリンク付き/取り出し口に若干のダメージ
Media: 薄くスレ箇所ありますが、問題なく良好です。



型番 SMS-05924
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