Not On label | TEL-007 | PRT | 1987 | M: VG+ / VG+ | JK: VG+
Vitor Rua
A1: 1
A2: 2
A3: 3
Jorge Lima Barreto
B1: 4
B2: 5
B3: 6
ポルトガル出身の鍵盤奏者/コンポーザー Jorge Lima Barreto とロックバンド GNR などで活躍したマルチ奏者 Vitor Rua の2人によるデュオ Telectu の87年リリースの自主製作盤。ヒリヒリしすぎないウェットな音質のミニマルギターが絡み合い、ひたすら出口なく進んでいきながらもどこか人の香りがちゃんと残っていて、そのヒューマンエラーが微妙な変化をもたらすVitor Rua、New Waveのようなヒステリックな高音が弾けながら奇天烈なフレーズを奏でてつつ、ひたすらミニマルに展開していく Jorge Lima Barreto 、というお互いが片面づつを担当した全6曲。ミニマルな音楽にありがちなスノッブさはなく、唐突に始まり前触れもなく終わったりテープのヒスノイズまで入っていたりと、どちらかといえばポストパンクな流れで近所のあんちゃんがイカレたようにずっとギターを弾いていたり機材と格闘していたり、というようなリアリティがあります。ジャケットも同様に素晴らしい作品!