Vertigo | 6359 109 | GER | 1983 | M: VG+ / VG+ | JK: VG | デジタルマスタリング | リイシュー盤
A1: Telegraph Road 14:20
A2: Private Investigations 6:47
B1: Industrial Disease 5:50
B2: Love Over Gold 6:22
B3: It Never Rains 7:55
Dire Straits が82年に発表した4作目。この盤は83年リイシュー盤。前作までの簡潔なロックンロール感から大きく踏み込み、長尺曲を中心に Mark Knopfler の作曲とギター、バンドのダイナミクス、スタジオ録音の奥行きを前面に出した作品です。派手なヒット曲集ではなく、アルバム全体でひとつの流れを作るタイプの1枚です。
冒頭の A1「Telegraph Road」 からして、ただのギターロックではありません。静かに始まり、ピアノやギターが少しずつ輪郭を作り、バンドが大きく膨らんでいく。Mark Knopfler のギターは速さよりも1音の置き方と音色で物語を進めます。冷えたシンセ、抑えたリズム、余白の多い録音も含めて、80年代初頭のメジャーなロック作品でありながら、妙に乾いた静けさがあります。
Dire Straits の中でも特に映像的で、少し異質な作品です。ブルースやカントリー由来の手触りを残しながら、プログレッシヴロックにも近いスケール感を醸し出します。売れ線に寄る直前のバンドが、時間をかけて音を積み上げた充実作。AOR的な滑らかさともハードなロックとも違う、Mark Knopfler の美学が最も広く深く出た1枚です。ドイツプレス/リイシュー盤、デジタルマスタリング、赤ラベル。
Sleeve: スレ/クスミ/縁に細かいシワ
Media: 局所にスレ/静音部にチリノイズ
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