CMP Records | CMP 34 ST | GER | 1988 | M: VG+ / VG+ | JK: VG | ゲートフォールドスリーヴ
A1: Jacaranda 5:52
A2: Jano Mori 4:25
A3: Internal Exile 4:28
A4: Floating Anxiety 5:21
A5: Kopanitsa 1:54
B1: Izvor 6:20
B2: Merciful... For Milo 5:45
B3: Sareno Oro 3:38
B4: For Coltrane 7:48
Miroslav Tadić、David Philipson、John Bergamo による88年作。良音レーベル CMP からのリリースで、Miroslav Tadić はギター、David Philipson はバンスリ、John Bergamo はフレームドラムやダラブッカ、タイゴングなどを担当。Mark Nauseef も一部で参加しており、バルカン、インド、現代打楽器、即興が近い距離で結びついた作品です。
民族音楽をジャズ的に飾ったものではなく、3人それぞれの楽器が持つ時間感覚を持ち寄ったような音です。Miroslav Tadić のギターはバルカンの旋律を思わせる細かな節回しを持ちながら、硬い響きで曲の輪郭を作ります。David Philipson のバンスリはそこへ柔らかく入り、メロディを広げるだけでなく、音の流れそのものを変えていきます。John Bergamo の打楽器はリズムを強く押すより、皮や金属の響きで曲の奥行きを作っています。
いわゆるワールドフュージョンという言葉でまとめると少し軽く見えてしまいます。派手な混合ではなく、異なる音楽の語法がかなり丁寧に重ねられていて、演奏も静かに緊張しています。マケドニアやブルガリアの伝承曲、オリジナル曲、John Coltrane への視線が、同じ乾いた空気の中でつながっていく感じ。聴きやすさはありますが甘くはなく、小編成だからこそ音の表情がよく見える、端正で深いクロスオーヴァー作品です。ドイツ盤。
Sleeve: 薄くスレ/薄くクスミ
Media: 薄くスレ/静音部に軽微なチリノイズ
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