Columbia | CS 9522 | US | 1967 | M: VG+ / VG+ | JK: VG-
A1: All Strung Out Over You
A2: People Get Ready
A3: I Can't Stand It
A4: Romeo And Juliet
A5: In The Midnight Hour
A6: So Tired
B1: Uptown
B2: Please Don't Leave Me
B3: What The World Needs Now Is Love
B4: Time Has Come Today
米ソウルグループ The Chambers Brothers が67年に Columbia から発表した作品。もともとゴスペルを出発点にした兄弟グループですが、ここではソウル、R&B、フォークロック、サイケデリックロックが一気に混ざり合います。アルバムとしてはカヴァーも含む60年代後半らしい作りですが、やはり中心にあるのは B4「Time Has Come Today」です。
この曲だけは他の曲と時間の流れが違います。刻まれる時計の音、じわじわ引き伸ばされるリズム、叫ぶようなヴォーカル、ギターとパーカッションが作る揺れが、普通のソウルロックを完全に越えています。ヒット曲として知られていますが、アルバムヴァージョンで聴くとかなり異様なサイケデリックソウル。ゴスペル由来の声の強さが時代の不安や高揚とぶつかり、曲そのものがひとつの儀式のように膨らんでいきます。
もちろんルーツに近い歌も良いです。ただ、この盤を特別にしているのは、やはり 「Time Has Come Today”」が持つ圧倒的な引力だと思います。黒人ゴスペルグループがロックの時代へ入り、サイケデリアの混乱を自分たちの声で飲み込んだ瞬間。60年代の自由さと切迫感が、ポップソングの形を借りて爆発した1曲であり、その1曲を収めたアルバムとして、今も強く聴ける1枚です。US盤、コロンビア2アイ。
Sleeve: スレ/クスミ/薄くヤケ/リングウェアに合わせて破れ(写真参照)
Media: 薄くスレ/静音部に軽微なチリノイズ
Include: ---