Zarepta | ZA 34015 | NOR | 1979 | M: VG+ / VG+ | JK: VG
A1: It Don't Come Easy 4:50
A2: The Friend 4:06
A3: Aimless Wandering 6:26
A4: Contemplation 3:00
B1: The Snow 5:20
B2: The World 1:43
B3: Say Something Nice 4:33
B4: A Certain Peace 5:30
B5: A Form Of Women 4:00
ノルウェーのシンガー Radka Toneff が79年に Zarepta から発表した作品。Radka Toneff Quintet 名義の作品で、Arild Andersen、Jon Eberson、Lars Jansson、Svein Christiansen などが参加。Talent Studio での Jan Erik Kongshaug の録音も含め、70年代末のノルウェージャズが持っていた透明な響きと、歌ものとしての強さがきれいに重なっています。
Radka Toneff の声は強く張って聴かせるのではなく、言葉の端を少し残しながら旋律の中へ静かに入っていくタイプ。その抑えた歌い方が、逆に曲の芯をはっきりさせています。Jon Eberson のギターは光りながらも硬くなりすぎず、Lars Jansson の鍵盤は淡い色を足し、Arird Andersen のベースは低いところで大きく歌いあげます。演奏は洗練されていますが、きれいに整えるためだけの伴奏ではなく、声の揺れに合わせて全体の明るさや温度を変えていきます。
ジャズヴォーカル、SSW、北欧フォーク感覚が近い距離にあり、ポップに開けた曲でも軽く流れてはいかないんです。若さゆえの瑞々しさと、すでに自分の表現を持っていた人の危うさが同じ声の中にある。Radka Toneff の短い活動を考えるうえでも、ノルウェーのジャズヴォーカルが独自の形を見つけていく過程としても、大事に聴きたい1枚です。ノルウェー盤。
Sleeve: エンボス・テクスチャースリーヴ/スレ/クスミ/シワ/薄く折れ
Media: 薄くスレ/静音部に軽微なチリノイズ
Include: オリジナルインナースリーヴ