Odeon | 4 E 061-35200 | SWE | 1975 | M: VG+ / VG+ | JK: VG | ゲートフォールドスリーヴ
A1: Skogen Vaknar 3:55
A2: I Drömmarnes År 2:05
A3: Den Ystra Kärleksjakten 3:25
A4: Äktenskapsdansen 3:20
A5: Fågelsträck 3:36
A6: Oväder 3:20
B1: Vaggsång 2:00
B2: Huldran Kallar I Sommarnatten 2:06
B3: Den Förtrollade Skogen 4:20
B4: Och Det Blev Höst 2:25
B5: Begravning 3:52
B6: Lovsång 3:46
スウェーデンの電子音楽家 Ralph Lundsten が75年に発表した作品。自然、神話、民話の世界を電子音で描く “Nordisk Natursymfoni” シリーズの第2作で、前作『Strömkarlen』に続き、Ralph Lundsten の作家性がかなり濃く出た作品です。
Ralph Lundsten の音楽は電子音楽でありながら、機械的な冷たさよりも森や水、光、声の気配を強く感じさせます。本作でもシンセサイザーはリズムを刻む道具ではなく、霧のように広がったり、泡のように浮かんだり、遠くで鳴る合唱のように重なったりします。そこへ鳥の声や女性の笑い声のような音が入り、物語の場面が少しずつ変わっていきます。単なる自然音のコラージュではなく、録音された音と電子音が同じ世界の中で息をしているように作られています。
副題の “Johannes Och Huldran” は、ヨハネスと森の精霊の物語を思わせるものですが、音楽は説明的には進みません。はっきりした筋を追うより、森に迷い込み、何かに誘われ、気がつくと別の時間に入っているような流れがあります。クラシックの組曲的な構えもありながら、響きはかなり幻想的で、北欧電子音楽ならではの湿った明るさがあります。
ゆっくり聴いていると、音の奥行きや移り変わりが思った以上に細かいんです。ニューエイジ以前の電子音楽、サイケデリックな環境音楽、北欧の民話的な想像力が、Ralph Lundsten 独自の手法で結びついた特異な1枚です。スウェーデン盤。
Sleeve: テクスチャースリーヴ/スレ/クスミ
Media: 薄くスレ/全体的に軽微なチリノイズ
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