Japo Records | JAPO 60023 | GER | 1977 | M: VG+ / VG+ | JK: VG
A1: Partial Solar Eclipse I 8:12
A2: Partial Solar Eclipse II 6:04
A3: Partial Solar Eclipse III 6:45
B1: Partial Solar Eclipse IV 9:44
B2: Partial Solar Eclipse V 4:24
B3: Partial Solar Eclipse VI 6:52
スウェーデンのサックス奏者/作曲家 Lennart Aberg が77年に JAPO から発表した1枚。Rena Rama や Oriental Wind でも知られる Lennart Aberg が、大きめの管楽器編成、リズムセクション、エレクトリックギター、シンセサイザー、パーカッションを組み合わせて作った、組曲的なジャズ作品です。
Bobo Stenson、Palle Danielsson、Jon Christensen といった ECM 周辺の奏者に加え、Okay Temiz や Jan Tolf らが入り、精密なアンサンブルの中に民族音楽的なリズム感やジャズロックの質感が差し込まれています。音は広く取られていますが静かに流れるのではなく、内側で常に何かが動いている感じ。
大編成でありながら、ビッグバンド的な華やかさを目指していないんです。管楽器は厚みを作るだけでなく、短いフレーズを重ねたり、ひとつの響きを濁らせたりしながら、曲の輪郭を少しずつ変えていきます。Lennart Aberg のサックスも前に出すぎず、全体の中で線を引くように鳴っている印象。個人のソロより、音の層が変化していくことが作品の中心にあります。
70年代後半の欧州ジャズには、フリー、ロック、民族音楽、現代音楽をどう同じ場所で鳴らすかという大きな問いがありました。この作品はその問いに対して、Lennart Aberg がスウェーデンの作編曲感覚で出したひとつの答えだと思います。冷たさと熱、構成と即興、透明な響きと土っぽいリズムが、きれいに溶け切らないまま並んでいる、そこにこの盤の強さがあります。ドイツ盤。
Sleeve: スレ/クスミ/コーティング剥がれ/ヤケによる変色
Media: 薄くスレ/静音部に軽微なチリノイズ
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