Philips | 6331 084 | NTL | 1975 | M: VG+ / VG+ | JK: VG
A1: Honalulu Baby
A2: You Are The One
A3: Let Me Find A Pathway
A4: Memories Of Friends
A5: My Dear Life
B1: What You're Doing To Me
B2: Little Girl It's Time To Be A Woman
B3: Rainbow
B4: This Is My World
B5: Shoo Be Doo
B6: Alone With The Day
イタリアとギリシャのハーフ Mariangela Celeste Papaconstantinu が75年に発表したセルフタイトル作。Vangelis こと Vangelis Papathanassiou がアレンジとプロデュースを手がけ、Socrates のメンバーも参加した、若きシンガー・ソングライターの1枚です。
まず耳に残るのは、声の危ういまでの透明感。うまく整えられた大人の歌ではなく、まだ形になりきらない感情が、そのまま音の上に乗っているように聴こえます。そこへ Vangelis らしいシンセ、鍵盤、少しサイケデリックなバンドサウンドが重なり、フォーク、ポップ、プログレの間をふわっと漂っていきます。
曲は親しみやすいですが、単なるガールポップではないところが聴きどころ。メロディの素朴さの奥に、どこか不思議な影があります。Vangelis の音作りも、歌を大きく飾るというより、声の未完成な魅力をそのまま残すように働いている。そこがこの作品のいちばんいいところだと思います。
幻想的で、少しあどけなく、でも軽いだけでは終わらない。70年代半ばの地中海ポップの明るさと、Vangelis 周辺の実験的な感覚が自然に混ざった内容。きれいに完成されたアルバムというより、若い声と時代の空気が偶然きれいに重なったような1枚です。オランダ盤。
Sleeve: スレ/クスミ
Media: 薄くスレ/静音部に軽微なチリノイズ
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