i | ire2101 | UK | 1997 | M: VG+ / VG+ | JK: VG
A1: Metal Coffee 1:29
A2: Wintersport / Cross-Country 8:32
A3: Everything Works Beautifully 2:26
A4: Untitled 0:53
A5: Amongst Russian Lathes And Metal Curls 4:09
A6: Birth Of An Object 2:16
B1: Revolving Moth Cage 4:05
B2: To Be Swished / Dream Of The UPS Driver 9:00
B3: Freckled Robot 2:52
B4: Soft Magnets 4:57
B5: Wrong French 5:35
B6: You've Lost Your Footing In This World 4:32
英ポストロックグループ Piano Magic が97年に I/Ché Trading から発表したデビュー作。のちに Rocket Girl から再発もされた作品で、90年代後半のポストロック、エレクトロニカ、宅録的なインディー感覚が静かに混ざった1枚です。
ロックバンド初作というより、音の断片を丁寧に並べた小さな実験集のような内容。ギター、鍵盤、電子音、ノイズ、リズムの粒が控えめに配置され、曲は大きく盛り上がることなく、短い場面を切り替えながら進んでいきます。音数は少なめですが、冷たくなりすぎず、どこか手作りの温度が残っているのは、また不思議な感じ。
当時のポストロックにある構築性や、エレクトロニカの細かな質感は感じられますが、難解なモノではないです。むしろ、日常の隅にある小さな音を拾い集めて、ささやかな音楽にしているような印象。淡々としているのに、聴き終えるといくつかの音が耳に残ります。
Piano Magic のその後の作品に比べると、まだラフで断片的ではありますが、そのぶん初期ならではの瑞々しさがあります。静かなアイデアの連なりあふれる初期衝動的1枚。90年代UKインディーの中でも、ポストロックと電子音楽の間にある控えめな良作です。UK盤。
Sleeve: スレ/クスミ
Media: 薄くスレ/静音部に軽微なチリノイズ
Include: オリジナルインナースリーヴ