United Artists Records | 29 406 I | GER | 1972 | M: VG+ / VG+ | JK: VG | ゲートフォールドスリーヴ
A1: Surrounded By The Stars 7:46
A2: Green Bubble Raincoated Man 5:04
A3: Jail-House Frog 4:54
B1: Wolf City 3:20
B2: Wie Der Wind Am Ende Einer Strasse 5:42
B3: Deutsch Nepal 3:00
B4: Sleepwalker's Timeless Bridge 4:55
独ロックグループ Amon Duul II が72年に United Artists から発表した5作目。録音は1972年、Bavaria Studios。Renate Knaup、Chris Karrer、John Weinzierl、Falk Rogner、Lothar Meid、Danny Fichelscher らを中心に制作された作品で、初期の長尺で混沌としたサイケデリックな作風から、より曲としてのまとまりへ向かった時期の1枚です。
『Yeti』や『Tanz Der Lemminge』のような初期の巨大な塊とは違い、本作は全体的にコンパクト。とはいえ、聴きやすくなったぶん薄くなったわけではないんですよね。ギター、ヴァイオリン、オルガン、シンセ、女性ヴォーカルが絡み合って、曲の形を保ちながらも Amon Duul II らしい「危うさ」はキッチリ残っています。
プログレッシヴロックとしての構成力、クラウトロック的な反復、サイケの湿った感覚、少し演劇的な歌が自然に混ざり、普通のロックアルバムとは全く違う空気。短い曲の中にも不穏な展開や奇妙な音の配置があり、整っているのに落ち着かないです。
初期の過剰さと、後の整理されたバンドサウンドの狭間の1枚。Amon Duul II の混沌を、より聴きやすい形で味わえる内容。クラウトロックの中でも、サイケデリックな熱と曲の完成度がちょうどよく噛み合った好内容。
Sleeve: スレ/クスミ
Media: 薄くスレ/静音部に軽微なチリノイズ
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