Famous Door | HL 136 | US | 1981 | M: VG+ / VG+ | JK: VG
A1: Here's That Rainy Day 6:49
A2: Blue And Sentimental 7:32
A3: Charmaine 6:12
B1: No More Blues 8:04
B2: Pig Farm 5:39
B3: Goodbye 8:02
USトロンボーン奏者 Bill Watrous が The New Bill Watrous Quartet 名義で発表した1枚。Famous Door からリリースされた80年代初頭の作品で、Bill Watrous らしい滑らかな音色と高い技術が、軽やかなボッサ/ラテン感覚の中で楽しめる作品です。
Bill Watrous というと、まず圧倒的なスキルと伸びのあるトロンボーンの音が思い浮かびますが、本作ではそれが過度に前へ出すぎていない感じ。フレーズはよく歌い、音のつながりも非常にきれいですが、演奏全体はほどよくリラックスしています。タイトル通り、トロンボーンとボッサをかけ合わせたような洒落た感覚があり、軽さの中にきちんとジャズの芯があるんです。
リズムは柔らかく、バンドのまとまりも良いんです。スウィングやバップの語法を持ちながら、全体には80年代らしいすっきりした聴きやすいアンサンブル。Bill Watrous のトロンボーンは甘くなりすぎず、音の輪郭が明快で、メロディを丁寧に運んでいくところが魅力です。
技巧派のリーダー作でありながら、聴き疲れしないバランスの良さ。派手に押す作品ではありませんが、余裕のある演奏の中に名手らしさがしっかり出ていて、トロンボーンジャズとしても軽快なラテン/ボッサ寄りのジャズとしても楽しめる好内容です。US盤。
Sleeve: シュリンク/スレ/クスミ/ヤケ
Media: 薄くスレ/静音部に軽微なチリノイズ
Include: ---