Tirando / A Perfect Dying (LP)

Olafssongs | OCD 004 | DNK | 1989 | M: VG+ / VG+ | JK: VG


A1: Icedance 4:25
A2: Photons 4:42


A3: Prelude To A Dance 1:10
A4: Dance Of The Dakinis 5:25


A5: Thea's Boogie 2:58
A6: Newborn 3:39
B1: Winter Vignette 1:30
B2: Prelude To A Sea Journey 1:28
B3: Sea Journey 3:30
B4: Melospot 2:56


B5: Creation 3:20
B6: Norva 2:35
B7: No Lo Dejes Morir 4:58


Peter Svane Godtfredsen、Kasper Søeberg Ohlsen、Michael Bagge というギタリスト3人からなるトリオアンサンブル Tirando が86年にデンマークの Olafssongs から発表したアルバム。Ovation のスティール弦、Esteso / Takamine のナイロン弦、Martin のスティール弦をそれぞれ使用しているようで、左右と中央に分かれた3本のギターによる音像が核になっています。

便宜上 ジャズ という枠に置かれながらも、一般的なギタージャズの熱量とは少し違うところにあります。3本のアコースティックギターが絡み合うことで、室内楽的な精密さとフォーク由来の素朴な響きが同時に立ち上がります。速いパッセージや技巧で押し切るというより、弦の鳴り、余白、フレーズの受け渡しで景色を作っていくタイプ。80年代デンマーク産らしい澄んだ録音感もあり、派手さよりも音の配置そのものを聴かせる作品です。

楽曲のタイトルからも伝わるように、全体には冷えた光のような質感があり、そこに少し人懐こい手触りが差し込まれる。北欧フォーク、アコースティックジャズ、ニューエイジ手前の静けさが、過剰に溶け合わず、それぞれの輪郭を残したまま並んでいるのが魅力です。

ECM的な透明感とはまた違う、より小さな部屋で鳴っているような親密さ。ギターだけでここまで空気の温度を変えられるのか、という楽しさがあります。アコースティックギターもの、北欧ジャズ、静かなクロスオーヴァーを探している耳には、すっと残る良作です。デンマーク盤。


Sleeve: スレ/クスミ/裏面に細かく汚れ
Media: 薄くスレ/静音部に軽微なチリノイズ
Include: ---
型番 SMS-08718
販売価格
2,200円(税込)
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