Sivuca / Som Brasil (LP)

Sonet | SNTF 942 | UK | 1985 | M: VG+ / VG+ | JK: VG


A1: Flamengo 3:34


A2: Waltz For Sonny 3:26
A3: Aurora Boreal 2:28
A4: Joao E Maria 3:26


A5: Pedras De Fogo 3:28
A6: Sylvia 2:27
B1: Submarine For Sale 3:45
B2: Amor, Sempre Amor 3:22
B3: Som Brasil 3:20
B4: Recado Da Bahia 3:54


B5: Vale Tudo 3:34


ブラジル北東部パライーバ州出身のアコーディオン奏者/ギタリスト/シンガー Sivuca による85年のスウェーデン録音作品。Sivuca は Luiz Gonzaga 以後の北東部音楽を背負う存在でありながら、ジャズ、ボサノヴァ、国際的なセッションまで自然に横断できる稀有な音楽家でした。この盤でもアコーディオンを軸に、ブラジル北東部ノルデスチ由来のリズム感覚と、当時らしい都会的なアレンジ感覚が無理なく結びついています。ローカルな土の匂いを残しつつ、作品全体の鳴りは明るく整理されていて、Sivuca の懐の深さがよく出た1枚です。

ブラジル音楽の“素朴さ”をそのまま売りにするのではなく、ちゃんと現代的なバンドアンサンブルとして聴かせているところが肝です。アコーディオンの軽やかさはもちろん核にあるのですが、それ以上に印象に残るのは、リズムの跳ね方とアンサンブルの抜けの良さです。北東部音楽由来のグルーヴがありながら、演奏は重たくならず、少しクロスオーヴァー的な洗練まで入ってくる。そのため郷愁だけに寄らず、器楽的なおもしろさや、80年代らしい開放感もきちんと感じられるんです。ブラジルものとして聴いても、ジャズやフュージョン寄りの耳で聴いても入りやすいのは、そのバランスの良さゆえだと思います。

Sivuca にはもっと土着色の濃い作品も、逆にもっと器用なセッション色の強い作品もありますが、この盤はその中間にあります。土地の感覚、演奏家としての巧さ、そしてポップに開いた風通しのよさがきれいにミックスしている。聴くほどに“ただ上手いだけではない人”だとわかる、Sivuca という音楽家の幅広さを素直に伝えてくれる好盤です。UK盤。


Sleeve: スレ/クスミ
Media: 薄くスレ/静音部に軽微なチリノイズ
Include: ---
型番 SMS-08703
販売価格
2,600円(税込)
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