Stunt Records | STULP 8502 | DNK | 1985 | M: VG+ / VG+ | JK: VG
A1: Scirocco 7:20
A2: Mother Of Pearl 4:30
A3: Is It Rolling Bob? 8:03
A4: Childrens Song 3:45
B1: Andromeda 7:20
B2: Marie 6:41
B3: Pleasures Of The Golden Beetle 7:30
デンマークのギタリスト Karsten Houmark が率いるクインテット Karsten Houmark Quintet による1985年作。ベースには Arild Andersen、トランペット/フリューゲルホルンに Kenny Wheeler、そしてミックスは魔術師 Jan Erik Kongshaug という ECM でもお馴染みのメンバーも参加。北欧ジャズらしい透明感を土台にしながら、単なる端正さだけでは終わらない、しなやかで風通しのいいコンテンポラリー・ジャズ作品です
主役のギターが前に出すぎず、全体の流れの中で音を差し込みながら景色を作っていくところが聴きどころかと。北欧作品らしい見通しのよさや抑制はたしかにありますが、音楽自体は決して冷たくなく、むしろやわらかい音像があるんです。風のように流れるメロディ、少し浮遊感のある和声、そこへクインテットならではの音の厚みが加わることで、静かすぎず、熱すぎず、ちょうどいい緊張感が生まれています。派手なフュージョンでも、ストイックすぎるサウンドでもない、その中間にある感触がとてもいいです。
大きく語られるタイプの名盤ではありませんが、そのぶん先入観なく針を落とせるのもこの盤の良さ。北欧モダンジャズや、風通しのいいギター入りコンテンポラリー作品が好きな人には、かなりすっと入ってくる1枚だと思います。静かなのにちゃんと動いていて、上品なのに薄くない。そういう“じわっと効く良盤”です。デンマーク盤。
Sleeve: スレ/クスミ
Media: 薄くスレ/静音部に軽微なチリノイズ
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