Jan Akkerman / Jan Akkerman (LP)

Atlantic | ATLN 50420 | NTL | 1977 | M: VG+ / VG+ | JK: VG


A1: Crackers 3:50
A2: Angel Watch 10:05


B1: Streetwalker 6:55


B2: Skydancer 5:05


B3: Floatin' 5:10
B4: Gate To Europe 3:00


オランダ出身、元 Focus のギタリスト Jan Akkerman がソロ転向後に発表したセルフタイトル作。77年リリース。参加メンバーには Joachim Kuhn、Nippy Noya、そして Focus 時代からの盟友でもある Pierre van der Linden らが名を連ね、プログレッシヴロック以後の よりジャズロックやフュージョン寄りの編成で自分のギターを置き直した作品として聴けます。Focus の残響を引きずりつつも、ここではバンドの看板性よりプレイヤー同士の反応の鋭さが聴き取れます。

技巧派の作品でありながら、単なる手練れ同士の見せ場集になっていないところが面白いところ。A2「Angel Watch」では Joachim Kuhn の外へはみ出していく鍵盤と、Jan Akkerman のナチュラルで芯のあるギターがぶつかり合い、スリリングなのに妙に抜けがいい。B1「Streetwalker」ではパーカッションを効かせたミッドテンポのうねりが生まれ、さらにB2「Skydancer」ではトリッキーなソロ回しと浮遊感のあるカッティングが交差して、ジャズロック、フュージョン、プログレの境目がかなり曖昧にします。複雑なのに暑苦しくなりすぎず、ヨーロッパ産らしい知的さとアメリカ寄りの開放感が混ざり合う、そのバランスがとてもいいです。

Focus 後のソロ作として聴いてももちろん面白いのですが、70年代後半にジャズロックやクロスオーヴァーがどう更新されていたか、その一断面としてもかなり魅力があります。プログレの大仰さが少し引き、フュージョンの洗練が前に出る一方で、まだ完全には整理されていない混ざり方が残っている。刺激的なのはその過渡期のざらつきが、Jan Akkerman と Joachim Kuhn の絶妙な応酬の中にそのまま残っているからだと思います。オランダ盤。


Sleeve: スレ/クスミ/リングウェア/背表紙側にカット
Media: 薄くスレ/静音部に軽微なチリノイズ
Include: オリジナルインナースリーヴ(シワ/抜け)
型番 SMS-08685
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