veraBra Records | veraBra No. 26 | GER | 1989 | M: VG+ / VG+ | JK: VG
A1: Moroman Wouele 4:22
A2: Bolomakoté Mahama 3:42
A3: Mandela 3:06
A4: Nianiae Lomina 4:54
A5: Kodine 5:08
B1: Samba 4:20
B2: Patron Mousso (Instrumental) 5:40
B3: Goulikanairi Ye 2:53
B4: Kabouroudibi 6:23
西アフリカ/ブルキナファソの打楽器グループ Farafina が89年に発表した作品。中心にいるのは、バラフォン奏者でありシンガーでもある Mahama Konaté。バラフォンを軸に、多数のパーカッションと力強いヴォーカルを重ねた編成で、地域色の濃い伝統音楽を土台にしながらも、録音や音像の面ではかなり洗練された感触を持つ1枚です。80年代後半らしいクリアさと奥行きのあるサウンドが、このグループの持つ生々しい打楽器アンサンブルを、記録物以上の強度で伝えています。
とにかくリズムの密度が聴きどころ。バラフォン特有の荒くビリつくような共鳴音がまず強烈で、そこへ何層ものパーカッションが折り重なることで、単純に躍動的というだけではない、かなり立体的なポリリズムが生まれています。ヴォーカルも装飾として乗るのではなく、打楽器群と同じ熱量で前へ出てくるので、全体がひとつの塊として迫ってくる感じがあります。土着的なエネルギーは濃いのに、録音が整っているぶん各要素の輪郭がよく見え、その結果としてむしろトランシーな感覚が強まっているのも面白いところです。呪術的な昂揚感があるのに、音としてはきちんと整理されていて、その両立がこの作品の大きな強みになっています。
ワールドミュージックとして紹介することももちろんできますが、この盤はそれだけでは少し足りません。伝統打楽器アンサンブルの記録として優れているのはもちろん、反復と高揚の設計という意味ではかなりダンス・ミュージック的でもあります。だからこそ民族音楽として聴いても、リズム音楽として聴いても◎。非常に迫力のある1枚です。ドイツ盤。
Sleeve: スレ/クスミ
Media: 薄くスレ/静音部に軽微なチリノイズ
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