Oregon / 45th Parallel (LP)

VeraBra Records | vBr 2048 1 | GER | 1990 | M: VG+ / VG | JK: VG


A1: Pageant 6:26
A2: Hand In Hand 6:00


A3: King Font 5:29
A4: Riding On The D Train 2:29
A5: Beneath An Evening Sky 5:02
B1: Chihuahua Dreams 5:04


B2: Urumchi 4:16
B3: Les Douzilles 7:25


B4: Bombay Vice 4:51
B5: Pageant (Epilogue) 1:52


Ralph Towner、Paul McCandless、Glen Moore、そして Collin Walcott の後任として加わったインド人パーカッショニスト Trilok Gurtu による民族音楽集団 Oregon の89年作。録音は88年、マスタリングはニューヨークの Masterdisk で Bob Ludwig が担当。Nancy King がヴォーカルで参加しています。

ベテランの後期 Oregon らしい洗練と、キャリアに甘えない、何かを探り続けている感じが同時に感じられるのが聴きどころ。Ralph Towner のギターやピアノは相変わらず一音で空気を変えるし、Paul McCandless の木管もこのグループ特有の無国籍な透明感を支えています。一方で、Trilok Gurtu の参加以後に強まったリズムのしなやかさや、90年前後らしいシンセの質感もかなり前面に出ていて、初期の Oregon にあった素朴な室内楽的感触とは少し違う表情になっていて、従来の抒情性と当時的な音作りがかなりはっきり交差しているアルバムだとわかります。

だからこそ本作は、Oregon の名盤群の中でいちばん純度が高い1枚というより、むしろ時代の手触りに寄せた作品として聴くとよく響きます。シンセの使い方や質感には確かに80年代末らしさが残っていますが、それでも凡庸なフュージョンに寄ってしまわないのは、このグループがもともと持っていた作曲の強さと、音の置き方の慎重さがあるからです。長く続けてきた集団が、Collin Walcott の喪失を経たあともただ安定へ向かわず、少し揺れながら自分たちの更新を試みている。そんな過程まで含めて、この盤はとても Oregon らしい1枚だと思います。ドイツ盤。


Sleeve: スレ/クスミ
Media: 薄くスレ/静音部に若干のチリパチ箇所あり
Include : ---
型番 SMS-08666
販売価格
3,400円(税込)
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