Fantasy | F-9531 | US | 1977 | M: VG+ / VG+ | JK: VG
A1: Over And Over 7:02
A2: I Tried To Forget You 5:02
A3: Changes 3:08
A4: Tipsong 3:55
B1: Down, Down, Down 5:18
B2: Loving Grows Up Slow 4:05
B3: I Been Down 3:42
B4: Never Too Late 2:57
米シンガー Sylvester のこの作品は、サンフランシスコの前衛寄りソウル集団での活動(Hot Band 期)を経て、ソロとしてディスコのマナーを自分の声に結び直した 77年の Fantasy 盤。プロデュースは Harvey Fuqua。歌の熱と都会的なアレンジがせめぎ合う独特の温度があります。
ディスコを4つ打ちの快楽だけにしないところが意外にも聴きどころ。ストリングス/ホーンの配置は華やかなのに、全体の質感はどこか艶っぽくて陰影がある。Sylvester のファルセットは派手に舞うというより、天井の高い空間をスッと切り裂いて、旋律の輪郭だけを残す感じで、甘さよりも芯のあるリアリティが耳に残ります。当時のディスコとして聴けるのに、ソウルやゴスペル由来の声自体の説得力で最後まで引っ張られます。
いわゆる“ディスコ名盤”としてだけ置くと少しもったいない、70年代後半サンフランシスコのカルチャーとソウルの身体性、ディスコの洗練がちょうど混じり合う1枚です。US盤ピットマンプレス。
Sleeve: スレ/クスミ
Media: 薄くスレ/全体的に軽微なチリノイズ
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