Zensor | ZENSOR 02 | GER | 1982 | M: VG+ / VG+ | JK: VG
A1: Geflüster 1:35
A2: Arbeitslied 1:33
A3: Die Kleinen Tiere 1:08
A4: Ballo Ballo 1:59
A5: New Life 1:55
A6: Hibakuschas 6:02
A7: Verletzter Buddha 2:38
A8: Sadismus Und Konkurrenz 1:21
A9: Tonight's Musik 0:39
B1: Tonight's Musik Part Two 1:17
B2: Zivilisation 10:15
B3: CFMC 1:12
B4: Just Drifting / Tales Of Death 5:33
西ベルリンの実験音楽家 Frieder Butzmann 。82年に自身のレーベル Zensorからリリース。同時代のインダストリアルと地続きでありつつ、いわゆる暗黒の轟音一本に寄らないのがこの盤の面白さ。
音の作りが、バンドの演奏というよりテープ/エレクトロニクス/声/断片化されたリズムをエディットで組み上げる発想。ザラついた質感はあるのに空間の抜けが良く、どこか滑稽さや乾いたユーモアも混ざる、都市の神経がむき出しになった音響。80年代初頭の西ベルリンの不穏な日常を、説明じゃなく音の手触りで見せるタイプです。重要なのが、客演の存在。Genesis P-Orridge(Throbbing Gristle)や Alexander Hacke など、当時のベルリン〜UKアンダーグラウンドと接続する人脈がクレジットされていて、これは孤立した宅録ではなく、ちゃんとシーンの交差点で鳴っている音だということが理解できます。
インダストリアル/実験電子音楽が好きな人に刺さるのはもちろん、ポストパンク以降のポリティカルな音楽や、ラジオコラージュ感に反応する耳にも効くはず。フロア用途の強度ではなく、空気を一段冷やして思考の輪郭を立てる強さがある1枚です。ドイツ盤。
Sleeve: スレ/クスミ
Media: 薄くスレ/静音部に軽微なチリノイズ
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