Nana Vasconcelos / Bush Dance (LP)

Antilles | AN 8701 | UK | 1987 | M: VG+ / VG+ | JK: VG


A1: Mamae Cadé Baléia 4:23
A2: Bush Dance 4:03


A3: Xingu Xangô 2:42
A4: Paletó 3:50
A5: Eyes And Smiles 2:06
B1: Calmaria 3:55


B2: Aquela Do Milton 3:30
B3: Estréla Brilhante 3:33
B4: Futebol 3:24


B5: Balança Réde 2:40


ブラジル北東部レシフェ出身、ビリンバウの名手としても知られる打楽器奏者/ヴォーカリスト Naná Vasconcelos。Codona やメセニー、ガルバレク等の ECM 周辺での活躍で“音の輪郭を作る人”という印象が強いですが、この作品はそこから一歩ズレた方向に振り切った作品です。87年リリース、Island 系 Antilles New Directions からのリリース。Nana 自身がヴォーカル/パーカッション/DMX も担い、ギターに Arto Lindsay、鍵盤に Peter Scherer や Clive Stevens、ヴィオラォンに Mario Toledo が加わります。

民族打楽器の“生”を看板にしないところが意外な肝。DMX の機械的な脈の上に、声と打音がしなやかに絡み、ブラジル由来のグルーヴ感は残しつつも着地はニューエイジでもワールドでもなく、80年代シンセポップの実験とダンスの狭間へ滑り込みます。Arto Lindsay のギターが空気にざらつきを足し、シンセは景色を塗るというより基礎を支える役。結果、音の密度は高いのに視界はクリアで、“土っぽさ”ではなく都市の夜の湿度が残る内容です。

ECMの静謐さに惹かれる耳にも、バレアリック/ニューエイジフュージョンの透明感が好きな耳にも刺さるはず。Naná の音楽が「伝統」だけじゃなく「更新」でもあるという、異端の快作です。UK盤。


Sleeve: スレ/クスミ
Media: 薄くスレ/静音部に軽微なチリノイズ
Include: ---
型番 SMS-08544
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