ECM Records | ECM 1324 | GER | 1987 | M: VG+ / VG+ | JK: VG
A1: 1st Piece 6:09
A2: 2nd Piece 4:51
A3: 3rd Piece 7:38
B1: 4th Piece 6:34
B2: 5th Piece 12:54
B3: 6th Piece 5:09
ノルウェー出身、ECMを代表するサックス奏者 Jan Garbarek。1987年2月リリース、オスロ聖地 Rainbow Studio 録音、エンジニアは Jan Erik Kongshaug、プロデュースはManfred Eicher。サックス/フルートに加え Emulator(サンプラー)やパーカッション等を自ら重ねた“一人多重録音”という異色の1枚。
曲名は潔く「1st〜6th Piece」。静かなシンセのアルペジオが足場を作り、その上に張り詰めた咆哮のサックスが走るA1「1st Piece」から、体温低めの深さに引き込まれます。B面の要は12分超のB2「5th Piece」。前半はギターのように聴こえる反復が霧を濃くし、後半でゆったりしたサックスが現れて景色だけが少し明るくなる。B3「6th Piece」は奥行きのある打音が空間の座標をずらし、アンビエントとジャズの境目を消していくサウンド。A3「3rd Piece」はアンドレイ・タルコフスキー追悼の副題付きで、音の“間”が映画みたいに効いてきます。
静かすぎて拍子抜けするくらい。でも数分で音の奥行きに耳が慣れてきて、サックスの一音で部屋の空気が変わるのが分かります。静けさの層を何枚も重ねて没入させるタイプ。現代のドローン/アンビエント好きにも自然に刺さるし、ECM深部へのアクセスとしても最適。ドップリと1人でどうぞ。ドイツ盤。
Sleeve: スレ/クスミ
Media: 薄くスレ/静音部に軽微なチリノイズ
Include: セルフポートレイト