Origo | 1001 | SWE | 1983 | M: VG+ / VG+ | JK: VG-
A1: Halay From Diyarbakir 3:41
A2: Delilo From Diyarbakir 4:21
A3: Cizlevi Oyun Havasi 2:22
A4: Deli Horon 4:08
A5: Savsat Bari Ve Sarmasi 4:40
B1: Terekeme 6:45
B2: Zamra Havasi 4:32
B3: Hemsins Horonu 2:07
B4: Ozun Hava 2:30
B5: Karabag 3:42
トルコ出身のマルチインストゥルメンタリスト Ziya Aytekin によるセルフタイトル作。83年に制作された本作は、トルコ伝統音楽の旋法やリズム感覚を軸にしながら、ジャズ的な構造意識や即興性を個人の感覚で組み上げた、非常に特異な1枚です。民族音楽の紹介や再現というより、「自分の中にあるトルコ音楽」をそのまま音にしたような佇まいがあります。
トルコらしい旋律の粘りとズルナの猥雑さ。音程はきれいに整えられず、時に過剰で、時に押しつけがましい。その生々しさが、音楽を上品な民族フュージョンに収めることを拒みます。ズルナ特有の祝祭と土埃が同時に舞い上がるような感覚が、音色やフレーズの端々に残っているのが印象的です。
拍は揺れ旋律は絡みつき、音楽は踊るというより渦を巻く感じ。ジャズ的な即興の要素は感じられますが洗練よりも身体感覚が優先されており、あくまで土着的なグルーヴが主役。音数が増えても、都会的にはならない。その粗さこそが、この作品の魅力です。ワールドミュージックという言葉では収まりきらない、個人の感覚に根ざしたトルコ音楽です。スウェーデン盤オリジナル。
Sleeve: スレ/クスミ/天面に抜け
Media: 薄くスレ/静音部に軽微なチリノイズ
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