Bauta Records | BAR 8803 | SWE | 1988 | M: VG+ / VG+ | JK: VG
A1: Dance No. 87 3:40
A2: One Day Before 1:06
A3: The Meeting 2:14
A4: Chains And Pedals 2:11
A5: Stumple And Rumble 3:07
A6: Dance No. 88 2:42
A7: Pro And Con (Part One) 0:56
A8: The Procession 5:07
B1: Lungs And Legs 8:43
B2: Pro And Con 0:56
B3: Three Months Later 4:05
B4: The Sound From A Fox 1:32
B5: Dance No. 85 2:42
B6: ...Or Never 2:42
スウェーデンのピアニスト/作曲家 Sten Sandell による78年作。本作ではソロ作とは異なり、6人のミュージシャンとの邂逅によって、音楽観がより立体的に提示されています。参加メンバーは Sören Runolf(g)、Johan Petri(sax)、Marie Selander(vo)、Mats Gustavsson(sax)、Raymond Strid(ds)、Ulf Strandberg(ds)という布陣。
短いコンポジションで構成され、それぞれ異なる編成と音色で展開。メトリックとノンメトリック、エレクトリックとアコースティックが自然に混在し、即興と厳密な作曲が場面ごとに切り替わる構成。そのため、アルバム全体は統一感よりも「変化」を軸に進行し、聴き手は常に次の音の質感を探りながら聴くことになります。
背景にはロックの衝動、ラーガやガムランを思わせる反復感覚。どれか1つに寄ることはなく、それらが未整理のまま共存しているのがこの作品の面白さ。特に2人のドラマーによるリズム処理は、拍を安定させるためではなく、時間の流れそのものを分断/再構築する役割を果たしています。
前衛的ではありますが、観念的に閉じきらないのも特徴。Marie Selander のヴォーカルが入ることで抽象性の中に人の気配が残り、音楽は常に「誰かがそこにいる」感覚を失いません。構築と衝動、思考と身体が拮抗した状態がアルバム全体を貫いています。
ジャズ、即興、現代音楽、ロックのどれにも完全には属さない、しかしそのすべてと地続きな1枚です。スウェーデン盤オリジナル。
Sleeve: スレ/クスミ
Media: 薄くスレ/静音部に軽微なチリノイズ
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