Inner City Records | IC 1088 | US | 1980 | M: VG+ / VG+ | JK: VG
A1: The River Must Flow 3:42
A2: The Other World 4:57
A3: Last Tango In Paris 3:14
A4: The Roadrunner 3:25
A5: It's Always 4 A.M. 4:00
B1: Señor Blues 5:35
B2: No Turns 4:20
B3: Rainbow In Your Eyes 4:14
B4: Round Midnight 4:36
シカゴを拠点に活動してきたヴォーカリスト/ピアニスト Judy Roberts。ジャズシンガーでありながら、ピアノも弾きアレンジまで手がける多才さ。82年リリース。80年代に入りつつも、派手なクロスオーヴァーやフュージョンに寄りすぎず、あくまで自身の美意識に忠実に作られた1枚です。
端正で芯のある歌と過不足のないピアノ。ヴォーカルは感情を過剰に盛らず言葉とメロディを同じ重さで置いていくタイプで、聴き手に距離を詰めすぎないその落ち着いたトーンが、曲に静かな緊張感を与えています。バックのアンサンブルもタイトすぎず、リズムは柔らかく揺れ、夜の時間に自然に溶け込むサウンド。
ジャズスタンダード的なマナーを用いながらも、歌い回しや間の取り方には、どこか夢見がちな浮遊感が。スキャットやフェイクも技巧として前に出ることはなく、あくまで曲の流れを壊さない位置に収められている、そういう慎み深さが逆に長く聴ける理由では。日常の延長線上に、そっと扉を置いてくれるようなアルバムです。
Sleeve: シュリンク(破れ)/スレ/クスミ
Media: 薄くスレ/静音部にごく軽微なチリノイズ
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