Jaime Roos / Sur (LP)

Orfeo | SULP 90879 | URUGUAY | 1987 | VG+ / VG+ | JK: VG


A1: Lluvia Con Sol
A2: Sí Sí Sí


A3: Tu Vestido Blanco
A4: Y Es Así
A5: Candombe De Reyes


B1: Amándote


B2: Las Luces Del Estadio
B3: Carta A Poste Restante
B4: Despedida Del Gran Tuleque '87


ウルグアイ出身シンガーソングライター Jaime Roos は、70年代後半からモンテビデオの音楽文化を独自の方法で世界へ伝えてきた人物。南米の伝統音楽“カンドンベ”や“ムルガ”をロックやポップスと混ぜ合わせ、時代や国境を越える柔らかな音楽を作り続けてきました。この作品は87年に発表された作品で、ウルグアイ音楽の現代化という試みが円熟し始めたタイミングの代表作として知られます。同郷フュージョンバンド OPA もA2で参加。

モンテビデオという港町ならではの折衷文化的空気を帯びた独特のリズム感が肝。カンドンベの太鼓の鼓動の上をアコースティックギター、エレピ、柔らかなホーンが重なり、Jaime Roos の深みのある声が説得力を加えます。ラテンでもフォークでもロックでもあり、そのどれでもない音楽性。地元の酒場で誰かがふと語り始めた物語に、隣の人がコードをつけ、さらに太鼓が入って気付いたら曲になっていた──そんな自然な広がり方をする音楽。作り込みすぎず、かといって粗くもない。その「ちょうどいい塩梅」が、南米音楽を聴き慣れていない人にも入りやすい理由でもあります。

ウルグアイの土地の匂いを感じたことがなくても、懐かしさを感じられる一枚です。ウルグアイ盤オリジナルプレス。


Sleeve: スレ/クスミ/リングウェア/裏面にシール
Media: 薄くスレ/静音部に軽微のチリノイズ
Include: ---
型番 SMS-08204
販売価格
15,800円(税込)
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