Kudu | KU 07 | US | 1972 | VG+ / VG+ | JK: VG
A1: No Tears, In The End 3:50
A2: All The King's Horses 3:43
A3: Where Is The Love 5:10
A4: Body And Soul (Montage) 3:02
B1: Lean On Me 4:23
B2: Lover Man 6:55
B3: Love Song 1700 4:50
USサックス奏者 Grover Washington Jr. が Kudu レーベルからリリースした72年作。ソウルジャズからスムーズジャズへと向かう彼の転換点を象徴する作品。プロデュースは Creed Taylor、アレンジは Bob James という鉄板布陣。Kudu らしいストリングス、エレピ、ホーンの厚みを持ちながら、柔らかいサックスがしっかり主役として機能します。
都会的で洗練されたサウンドと、ゆったりとしたソウル寄りのリズム。ドラム、ベース、ギター、エレピの土台にストリングスが大きな役割を果たし、70年代前半 CTI〜Kudu らしい、重厚で滑らかなプロダクションが今作でも発揮です。アルト/テナーは滑らかで、ブルースのニュアンスを残しながらもメロディアスで耳なじみの良いラインが中心。ジャズの即興性とソウルの甘さのバランスが見事。
心地よく流れるグルーヴ優先。ストリングスの豊かな響きと歌うようなサックスが重なり、聴き手に緊張を強いないリラックスした空気を生み出す、ちょうど良い湯塩梅の一枚です。Bill Withers「Lean On Me」のカヴァー、シリアスに咆哮するサックスB3「Love Song」がオススメ。US盤、VANGELDER 機械刻印入り。
Sleeve: スレ/クスミ/小さく書き込み
Media: 薄くスレ/静音部に軽微のチリノイズ
Include: オリジナルインナースリーヴ