Victor | SGS-35 | JPN | 1983 | M: VG+ / VG+ | JK: VG+
A1: 湛 (Tatae) 2:43
A2: 流水 (Ryusui) 10:08
A3: 畝傍 (Unebi) 6:07
B1: 気吹 (Ibuki) 2:59
B2: 雷神 (Raijin) 9:25
B3: 黎明 (Reimei) 11:05
70年代から様々な分野で活動する香川県出身の音楽家 土取利行 の83年作。その土地に根付いた伝統文化を未来へとつなぐ活動を共に実践していた三味線奏者 桃山晴衣 がプロデュース。
日本古代国家発祥の地としても知られる奈良県の畝傍山にて、農耕における実りを願う祈りの祭器と言われる「銅鐸」を復元し演奏された3時間を閉じ込めた1枚。総数21個の銅鐸の透明な音色や気の遠くなるような倍音が空間を埋めていく全6曲。
豊作を願うために鳴らされた、神と人間の接点でもある銅鐸の音色。無音の状態だとなんと2.5キロ先でも聴こえるというその音は、各集落のシグナルとしても用いられていたのかもしれないという、2000年以上も前の生活を夢想する倍音の奥の響きに耳を傾けてみてください。日本盤オリジナル、美盤良好です。
Sleeve: ごく薄くスレ/クスミ
Media: 良好
Include : 帯(薄くスレ/概ね良好)/ライナーノーツ(若干の茶シミ)