Columbia | G 30339 | US | 1970 | M: VG+ / VG+ / VG+ / VG+ | JK: VG | ゲートフォールドスリーヴ / 2枚組
A: Facelift 18:54
B: Slightly All The Time 18:14
C: Moon In June 19:18
D: Out-Bloody-Rageous 19:17
英国カンタベリー系の中核 Soft Machine が、サイケデリックロックからジャズと電子音楽へ大きく踏み出した1970年作。Mike Ratledge、Hugh Hopper、Robert Wyatt、Elton Dean の4人を中心に、管楽器やヴァイオリンを加え、CBS から2枚組で発表されました。各面を長編1曲に充て、ライヴ録音とスタジオ演奏、テープ編集を組み合わせた構成です。
歪んだオルガンと太いベースの反復に、サックスが鋭く入り込み、複雑な拍子をドラムがしなやかにつないでいきます。集団即興の熱気と、Terry Riley に通じる鍵盤の循環、逆回転や速度変化による音響処理が同居し、演奏と編集の境界も曖昧。そこへ Robert Wyatt の頼りなげで親密な歌声が残ることで、後年の器楽中心の作品とは異なる人懐こさがあります。ジャズへ向かう勢いの中に、初期のユーモアと実験精神がまだせめぎ合う、転換期ならではの混沌と厚みを持った名盤です。US盤。スタンパーマトリクスもA面のみ1D、他は1Aと悪くない感じです。
Sleeve: スレ/クスミ/リングウェア
Media: 薄くスレ/局所に軽微なチリノイズ
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