Klaus Schønnings Lydlaboratorium | KSLL2 | DNK | 1980 | M: VG+ / VG+ | JK: VG
A1: Cyclus Part I 5:45
A2: Cyclus Part II 4:37
A3: Cyclus Part III 8:06
A4: Cyclus Part IV 6:09
B1: Cyclus Part V 8:44
B2: Cyclus Part VI 4:08
B3: Cyclus Part VII 4:26
B4: Cyclus Part VIII 8:37
デンマークの電子音楽家 Klaus Schønning が80年に自身の Lydlaboratorium から発表した作品。ニューエイジという言葉が広く使われる前に、シンセサイザーを中心にした個人制作の音楽をかなり早い段階で形にしていた1枚です。後の作品に見られる多楽器の広がりよりも、ここでは電子音そのものの動きと、ゆっくり変化する時間の流れが前面に出ています。
音は派手ではありません。長く伸びるシンセの線、柔らかく反復するフレーズ、少し硬い電子音の粒が、急がずに重なっていきます。ドイツのコズミックミュージックほど大きく宇宙へ向かう感じではなく、もっと室内的で手元の機材と向き合いながら音の景色を組み立てている印象です。素朴な部分もありますが、後年の整ったニューエイジ作品にはない生々しさがあります。
環境音楽として流せる穏やかさを持ちながら、ただ背景に消える音楽ではないです。反復が少しずつ形を変え、明るい響きの奥に北欧の電子音楽らしい静かな緊張が残る。商業的なニューエイジが広がる手前で、個人のスタジオから生まれたデンマーク産シンセサイザー音楽として、とても面白い作品です。デンマーク盤。
Sleeve: スレ/クスミ
Media: 薄くスレ/静音部に軽微なチリノイズ
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