Seagull Music | 041253 | AUT | 1984 | M: VG+ / VG+ | JK: VG
A1: Flight Across The Wide Sea 3:36
A2: Songs From The Waves 11:15
A3: The Golden Statue On The Bottom Of The Sea 5:31
B1: The Mysterious Cave On The Sea-Shore 16:32
B2: Farewell And Recollection 5:19
Mako ことオーストリアの音楽家 Manfred Batko が84年に Seagull Music から発表した作品。Gandalf こと Heinz Strobl が関わったレーベルからのリリースで、もともとは友人への贈り物として制作された録音だったとされています。4チャンネルのテープレコーダーで作られたという背景も含め、個人制作の親密さと、シンフォニックな広がりが同居した電子音楽作品です。
音はアンビエント寄りですがただ漂うだけではなく、シンセサイザーの長い持続音、柔らかいシーケンス、ヴォコーダーのような声の質感が、海を題材にした小さな物語を少しずつ進めていきます。80年代らしい甘さはありますが、過度にメジャーなニューエイジへ寄り切らず、ところどころにベルリンスクール以降の電子音楽の影が残るのも特徴のひとつ。大きな展開より、音の層がゆっくり変わるところに耳が向きます。
海というモチーフを個人の想像力で組み立てた素朴なコンセプト作品といえます。波の音をそのまま写すのではなく、遠くの景色、記憶、少し夢見がちな感情を電子音に置き換えている感じ。Gandalf 周辺のオーストリアンニューエイジや、私的コズミックミュージックが好きな方には、静かに引っかかる1枚だと思います。オーストリア盤。
Sleeve: スレ/クスミ
Media: 薄くスレ/静音部に軽微なチリノイズ
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