RTV | RTV 88003 | HUN | 1988 | M: VG+ / VG+ | JK: VG-
A1: Alligátor
A2: Barlang Kincse
A3: Suhanó Part
A4: Kastély Titka
A5: Nagyfivér-kistestvér
A6: Rejtelmes Sziget
B1: Munkabele Tánc
B2: Angyalok Völgye
B3: Kígyók Szirtjén
B4: Barbárok Földjén
B5: Éjféli Búcsú
ハンガリーのフルート奏者/シンガー Török Ádám が、Török Ádám És Barátai 名義で88年に発表した作品。70年代からジャズロックグループ Mini を率いてきた人物ですが、本作ではブルースロックやプログレッシヴロックの延長だけではなく、80年代らしいエレクトロニックな音色やニューエイジ寄りの広がりも取り込んでいて、長いキャリアの中でも少し変わった位置にある作品です。
中心にあるのは、やはり Török Ádám のフルート。ただし、ここでのフルートはジャズロック的に吹き上げるだけではなく、シンセや打ち込み寄りのリズムの上で、時に歌のように入り、時に少し湿った旋律を置いていきます。バンドの音は80年代的に明るく整理されていますが、そこにハンガリーのロックが持っていた哀愁や東欧らしい翳りが残っているところが面白いです。
荒々しいロック作品として聴くより、80年代の機材の発展などの変わり目にいた音楽家が、自分の持っていたフルート、歌、ブルース感覚を新しい音の中へ移したアルバムとして聴くとしっくりきます。電子音やニューエイジ的な響きはありますが軽い雰囲気ものにはならず、ところどころに古いバンドマンらしい粘りが顔を出しています。70年代の Mini から続くTörök Ádám の個性が、80年代末の質感と少し不思議に重なった1枚です。ハンガリー盤。
Sleeve: スレ/クスミ/リングウェア/シール痕/シワ
Media: 薄くスレ/静音部に軽微なチリノイズ
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