RECA | RLP 4503 | DNK | 1973 | M: VG+ / VG+ | JK: VG- | ゲートフォールドスリーヴ
A1: Talking Vietnam Blues 4:28
A2: T.V. Blues-Appendix 0:27
A3: Where? 3:02
A4: Chaingang Man 3:31
A5: All The Poems 4:12
A6: Valerie Cohen 1:57
B1: 23. Payton Avenue 3:49
B2: Wakin' Up 4:07
B3: A Song For Two 4:18
B4: Mr. Mc. Cochran 2:45
B5: Yo-Yo Man 2:07
デンマークのシンガー Dennis が73年に BASF / RECA から発表したセルフタイトル作。大きな情報が多く残っているアーティストではありませんが、同年にはシングルも切られていて、デンマークのローカルなシンガー/ソングライターと推測します。しかもプロデュースはデンマーク実験音楽の重要作家 Gunner Møller Pedersen というのが、なんともそそるところ。
アコースティックギターを軸に、素朴な歌、控えめなバンドアレンジ、フォークロック寄りの柔らかい響きでまとめられていますが、やはり出来上がる空気感は少し捩れています。英米のシンガー/ソングライターにも通じる作りではありますが、演奏の温度はもっと小さく、メジャーなポップスとは違い、自分の声と言葉が届く範囲で音を鳴らしているように聴こえます。
歌は飾りすぎず、曲も大きな起伏で引っ張るタイプではありません。そのぶん、メロディの素直さや録音に残った少し変わった音像が前に出てくる感じも聴きどころのひとつ。フォーク、ソフトロック、SSWの間にある音ですが、全体に北欧らしい淡さとローカル盤ならではの控えめな手触りがあります。
70年代デンマークの小さなポップ/フォークの記録としてもヘンテコな1枚です。とはいえ強い個性で押すというより、静かに耳に残るタイプ。大きな物語にはならなかった音楽だからこそ、今聴くとその素直な佇まいがよく残っています。デンマーク盤、スレありチリパチありです(試聴参照)。
Sleeve: スレ/クスミ/オモテ面に大きなシール痕
Media: 全体的にスレ/軽微なチリノイズ(試聴参照)
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