Columbia | COL 468827 1 | EU | 1991 | M: VG+ / VG+ | JK: VG
Chapter One 18:28
A1: La Strega (Her Journey To The Grand Ball) 1:01
A2: The Grand Ball Of The Duljas 1:46
A3: Morning At The Boma Park 3:17
A4: The Five Curtains 1:48
A5: Book Of Roses 3:21
A6: In Doga Gamee 4:45
A7: Passage To Promise 2:28
Chapter Two 6:37
A8: In The Woods Of Kroandal 3:13
A9: Jugglers In Obsidian 3:24
Chapter Three 12:12
B1: Chanson De L'Heure Bleue 1:34
B2: Czippa And The Ursanian Girl 3:11
B3: The Birds Of Tilmun 2:14
B4: Hirzel 5:11
Chapter Four 11:41
B5: Jours D'Amour 3:57
B6: Manto's Arrow And The Sphinx 2:26
B7: Letters To A Young Rose 5:17
スイス・チューリッヒ出身のハープ奏者 Andreas Vollenweider が91年に発表した作品。16のエピソードを4つの章に分けた構成で、アルバム全体をひとつの物語として聴かせる、彼のコンセプト志向が大きく出た作品です。
Andreas Vollenweider の音楽はニューエイジという言葉でまとめられがちですが、本作では単に穏やかな響きを作るだけではないんですよね。ハープを中心に、ギター、ピアノ、パーカッション、声、管楽器が加わり、曲ごとに小さな場面が切り替わっていく内容。旋律は親しみやすく録音はかなりクリアですが、音の組み立ては細かく、民俗音楽、室内楽、フュージョン、映画音楽の要素が物語の中に自然に配置されています。
メジャー感のある完成度や、神話的なスケールの大きさは好みが分かれるところかもしれません。ただこの作品で重要なのは、癒しや雰囲気だけに寄らず、明るい音の中に強い生命感を入れている点です。ハープは繊細な楽器としてではなく、リズムを生み、場面を動かし、時には大きなアンサンブルの中心として鳴っています。
90年代初頭のニューエイジが商業的に広がる中で、『Book Of Roses』はその美学をかなり高い密度で形にした作品です。アカデミックで、よく作り込まれていて、少し過剰なほど映像的。それでも音が平たくならないのは、各楽器の響きが生きていて、アルバム全体に前へ進む力があるからだと思います。壮大でありながら、細部まで手が入った真正ニューエイジコンセプト作品です。EU盤。
Sleeve: スレ/クスミ/側面にスレによる色剥げ
Media: 薄くスレ/静音部に軽微なチリノイズ
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