Genlyd | GENLP 119 | DNK | 1980 | M: VG+ / VG+ | JK: VG-
A1: Savværket 5:41
A2: Pigerne Fra Himmelbjerget 3:34
A3: Pulp 4:23
A4: Heavy Winter 5:44
B1: En Saftig Brosten 5:03
B2: Orientexpressen 5:40
B3: Love And Madness 3:50
B4: Amoc 4:34
デンマーク北部の Frederikshavn で結成された Coma が、80年に発表したセカンドアルバム。前作ではヴォーカルや寸劇的な要素、雑多なプログレ感が強かったのですが、この作品では音の配置を洗練させ、サックス、ギター、ベース、ドラムによる四人編成の器楽ジャズロックへ重心を移した1枚です。
中心にあるのは、Jakob Mygind のサックスと Viggo Bertelsen のギター。2つの楽器は交互にソロを取るというより、同じリフを強く押し出し途中から別々の方向へ崩していく感じ。そこへベースとドラムがストップ&ゴーな展開や拍の切り替えを加え、複雑な構成を滑らかに処理せず、あえて角を残したまま進めています。
Coma の演奏には、一般的なフュージョンの軽さや整った技巧とは違うものがあります。変拍子や細かなユニゾンを使いながらも、ギターは荒く、サックスは切迫し、アンサンブルには常に少し摩擦があるんです。高度な演奏を美しく見せるのではなく、楽器同士がぶつかる力そのものを曲の形にしているところが、このバンドの個性だと思います。
編成は前作より小さくなりましたが、音楽はむしろ引き締まりました。初作の広がりを捨てたのではなく、余分な要素を外すことで Coma 本来が持っていた集団的な強さを前面に出す。ジャズロックがフュージョンへ滑らかに変わっていく時代に、ロックの荒さと緊張を手放さなかった1枚です。デンマーク盤。
Sleeve: スレ/クスミ/天面に抜け/シワ
Media: 薄くスレ/静音部に軽微なチリノイズ
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