Windham Hill Records | TA-C-1028 | EU | 1983 | M: VG+ / VG+ | JK: VG
A1: Visiting 6:02
A2: Garden 4:14
A3: Three Observations Of One Ocean 3:30
A4: Pacific II 3:09
A5: Synopsis 5:00
B1: Ventana 5:18
B2: Threes 5:01
B3: Synopsis II 4:13
B4: Rain To River 6:19
B5: Night Slip 2:10
米ギタリスト William Ackerman が83年に発表した作品。USニューエイジ総本山 Windham Hill Records からのリリース。アコースティックギターの独奏から出発した彼が、Michael Manring、Mark Isham、Michael Hedges、Darol Anger、Kronos Quartetらを迎え、まさしく Windham Hill らしい音をひとつのアンサンブルへ広げた作品です。
中心にあるのは、やはり William Ackerman のギター。ただしギターだけで曲を完結させず、ベース、フリューゲルホルン、ヴァイオリン、フルート、弦楽四重奏が、その旋律の続きを静かに受け取りながら展開していきます。伴奏を厚くしたというより、ひとつの短いフレーズから別の楽器へ音楽が枝分かれしていくような作り。
演奏は穏やかですが、とはいえ単なる背景音楽ではありません。William Ackerman の曲には、明るい響きの中にも少し沈んだ和音や、簡単には着地しない旋律があります。そこへ参加者のクセのある音が加わることで、初期作品にあった私的な感触が、より広い景色を持つ音楽へじんわり変わっています。
後に「ニューエイジ」と呼ばれる Windham Hill の美学が、最も整った形で見え始めた時期の1枚です。ただし、滑らかな音だけを目指した作品ではなく、フォークギターの素朴さ、室内楽の慎重な響き、ジャズ奏者の柔らかな反応が同じ場所で鳴り響きます。レーベルの成熟と、William Ackerman 自身の作曲の広がりが自然に重なった重要作品です。EU盤。
Sleeve: スレ/クスミ/裏面にキズ
Media: 薄くスレ/静音部に軽微なチリノイズ
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