Hungaroton | SLPX 12545 | HUN | 1983 | M: VG+ / VG+ | JK: VG
A1: Tibor Szemzo / Vízicsoda = Water-Wonder 5:50
A2: Steve Reich / Zene Fadarabokra = Music For Pieces Of Wood 8:40
A3: László Melis / Etud Harom Tukorre = Etude For Three Mirrors 7:30
B: Frederic Rzewski / Coming Together - Attica 24:24
ハンガリーの現代音楽アンサンブル Group 180 が83年に Hungaroton から発表した作品。Steve Reich、Frederic Rzewski、László Melis、Tibor Szemző の作品を取り上げた内容で、東欧から見たミニマルミュージックのひとつの形が刻まれた1枚です。
Steve Reich の作品にある木質の反復、Frederic Rzewski の張りつめた語り口、László Melis や Tibor Szemző の硬質な響きが並びますが、全体的には単なる現代音楽の紹介盤にはなっていません。音の動きは少なくても同じフレーズが続く中で、リズムの見え方や響きの濃さが少しずつ変わっていきます。大きな展開ではなく、小さなズレを聴く音楽です。
Group 180 の演奏には、ミニマル音楽をきれいなパターンとして処理しない強さがあります。反復は機械的というより手で鳴らされることで少しずつ熱を帯びていく感じ。整然としているのに、どこか緊張している。その感じがこの盤の本質だと思います。
USのミニマルをそのままなぞるのではなく、ブダペストの現代音楽シーンの中で受け止め直した作品。冷静で、硬く、でも聴き進めるほど身体がリズムを覚えていく。実験音楽としての鋭さと、音楽としての聴きやすさが意外なところでつながった好内容です。英語表記なしのハンガリー盤。
Sleeve: スレ/クスミ/薄く折れ/シワ/取り出し口に小さく破れ
Media: 薄くスレ/静音部に軽微なチリノイズ
Include: ---