Pladecompagniet | PCLP 8033 | DNK | 1992 | M: VG+ / VG+ | JK: VG
A1: Knogler Og Ben 3:30
A2: Sukkerlæbe 3:54
A3: Måske En Martsnat 3:12
A4: Hvis Ingen Kom 3:46
A5: Det' Af Glæde Jeg Har Grædt 3:28
A6: Dér Hvor Jeg Elsker 3:57
B1: Falmet Flag 3:59
B2: Rygtet Om Et Håb 5:14
B3: Uopnåelige Lykke 3:36
B4: Ingen Ord 2:46
B5: Mit Blinde Øje 4:52
デンマークのシンガー Lis Damm が92年に発表した作品。派手なポップ作品というより、声と言葉を中心に、小さな物語を1曲ずつ置いていくようなアルバムです。
全体的にはピアノを軸にしたヴォーカル作品ですが、ただ静かに歌うだけではないんです。ジャズの余白、フォークの素朴さ、90年代初頭らしい少し乾いたポップ感が混ざり、曲ごとに近い距離で感情が動いていきます。言葉の影や声の震えを残したまま進むところがいい感じです。
タイトルの『Knogler & Ben』は「骨と脚」の意味。きれいな歌として整えるより、生活の中にある痛みや小さな希望を、そのまま歌にしているように聴こえます。声は強く張るというより、少し内側から絞り出てくる感じです。
北欧ヴォーカルものにある透明感はありますが、冷たさよりも人の体温がちゃんと感じられる作品。ジャズでもポップスでもフォークでもあるけれど、どこか演劇的で、言葉の重みがちゃんと中心にあるんです。聴くほど表情が見えてくる、アンビエンティッシュな1枚です。デンマーク盤。
Sleeve: スレ/クスミ
Media: 薄くスレ/静音部に軽微なチリノイズ
Include: オリジナルインナースリーヴ(シワ/小さく抜け)