Nagara | mix 1012-n | GER | 1977 | M: VG+ / VG+ | JK: VG
A1: To Myself 5:35
A2: Green And Blue 9:20
A3: Sad Call 5:00
B1: Agni 7:20
B2: Crisis Stuff 9:15
B3: Trees 6:40
Andre Rebstock や Manfred Schoof とも活動するドイツのフリューゲルホルン奏者 Uli Beckerhoff、ピアニスト Andy Lumpp、Nana のベーシスト Rainer Linke、ドラマー Wolfgang Ekholt によるカルテット、Riot の77年作。Peter Giger がプロデュースに関わった作品です。
フリーに振り切るというより、しっかりした構成の中で各奏者の表情が見えてくる欧州ジャズ。4/4のカチッとしたリズムの上で細かく景色を変える場面、重めに抑えた流れからメロディとリズムがほどけていく場面、幻想的なアルペジオから明るいピアノが立ち上がる場面など、全体に硬さとリリカルさのバランスがよく出ています。
Uli Beckerhoff のフリューゲルホルンは丸みがありながら芯が強く、Andy Lumpp のピアノは快活さと繊細さを合わせ持っています。Rainer Linke と Wolfgang Ekholt のリズム隊も派手に暴れるのではなく、曲ごとの流れをきちんと作る堅実さ。ドイツらしい引き締まった音質と、各プレイヤーの歌心ある演奏がよく合っています。
70年代後半の欧州ジャズらしい端正さがありつつ、きれいにまとまりすぎない熱も残った1枚です。派手な仕掛けで聴かせる作品ではありませんが、演奏の細部までしっかり耳が向く好内容。正しく欧州ジャズ正統派と言いたくなる、品の良いカルテット作品です。ドイツ盤。
Sleeve: スレ/クスミ/ヤケ
Media: 薄くスレ/静音部に軽微なチリノイズ
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