ECM Records | ECM 1088 | GER | 1977 | M: VG+ / VG+ | JK: VG-
A1: Satu 14:37
A2: Ballade For San 6:10
B1: Star Flight 5:42
B2: Komba 6:07
B3: Together 7:06
フィンランドのドラマー/作曲家 Edward Vesala が77年にECMから発表した1枚。録音は1976年、オスロのTalent Studios、エンジニアは Jan Erik Kongshaug。Tomasz Stańko、Palle Mikkelborg、Terje Rypdal、Palle Danielsson、Juhani Aaltonen、Tomasz Szukalski などが参加した、大きめの編成による作品です。
Edward Vesala はドラマーですが、本作はドラム主導のジャズというより音の配置や流れを作る作曲家としての個性が強く出ています。管楽器同志の重なり、Terje Rypdal のギュンギュンなギター、Palle Danielsson の渋いベース、そして Edward Vesala の硬軟両刀の打楽器が、北欧らしい冷えた空気の中でゆっくり形を変えていきます。
ECMらしい透明感はありますが、ただ美しく整った音ではなくて。Tomasz Stańko のトランペットや Juhani Aaltonen のフルートが入ることで、音楽には少し荒さや不穏さ、エスニックさが残ります。静かな場面でもどこか緊張感があり、広い空間の中に細かな音色の動きが散らばっているのが魅力です。
後年の Sound & Fury に通じる、大編成をひとつの色として扱う感覚もすでにこの作品で見えてきています。北欧ジャズ、ECM、スピリチュアルなコンテンポラリージャズの間にある1枚。聴くほどに Edward Vesala の作曲家としての深さが伝わってくる好内容です。ドイツ盤。
Sleeve: スレ/クスミ/背表紙側にヤケによる変色
Media: 薄くスレ/静音部に軽微なチリノイズ
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