Cobra | B 6008 / COB 37002 | GER | 1976 | M: VG+ / VG+ | JK: VG
A1: Marie Virginie C. 11:37
A2: Elephanta 8:27
B1: MVC II 6:10
B2: Toward The Red Line 15:15
仏電子音楽家 Richard Pinhas 率いるフランスのエレクトロニック/プログレッシヴロックグループ Heldon が76年に発表した5作目。この盤は独 Cobra からのリリースで、録音は1976年、パリ。Fripp & Eno 以降のギター/電子音の感覚をさらに硬く、暗く、ロック寄りに押し出したような作品です。
Heldon の中でも本作はかなり緊張感の強い内容。Richard Pinhas のギターは Robert Fripp の影響を感じさせる持続音と鋭さを持ちながら、単なる模倣ではなくシーケンスやシンセの反復の中でより無機的に響きます。そこにドラムやベースが加わることで、電子音楽だけでは出ないフィジカルな重さも生まれる仕組み。
音の印象は、プログレ、クラウトロック、ミニマル、初期インダストリアルのちょっと手前が混じりあう感じ。長尺の展開もありますが、幻想的に広がるというより同じ熱を保ったままじわじわ圧を増していくタイプ。ギターとシンセが溶け合う場面でも、音はきれいに整いすぎず、どこか危うさが残ります。
フレンチプログレの中でも、かなり電子音楽側へ踏み込んだ重要作。ロックの身体性と電子音の冷たさがぶつかった時代の手触りがしっかりあります。Heldon が自分たちの音をより強く固めていく過程の、硬質で濃ゆい1枚です。ドイツ盤。
Sleeve: スレ/クスミ/取り出し口に小さく破れ/シワ
Media: 薄くスレ/静音部に軽微なチリノイズ
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