MPS Records | MPS 15270 | GER | 1971 | M: VG+ / VG+ | JK: VG | 後発盤
A1: Leap Tick 4:03
A2: The Things We Did Last Summer 4:35
A3: Diäthylaminoäthyl 5:30
A4: Es Läuft 3:45
B1: Here Come De Honey Man 6:17
B2: Blue Light 7:48
B3: Golden Green 6:05
ドイツのピアニスト/作曲家 Wolfgang Dauner が70年に発表したトリオ作。この盤は71年後発盤。Eberhard Weber、Roland Wittich を迎えた編成で、Wolfgang Dauner がジャズ、フリー、ロック、実験音楽を自在に行き来していた時期の1枚です。
ピアノトリオという形を取りながら、一般的なモダンジャズのまとまりには収まっていません。Wolfgang Dauner のピアノは端正に響く場面もあるんですが、すぐにリズムや和声をずらし、曲の表情を少しずつ変えていっちゃいます。Eberhard Weber のベースは太くしなやかに粘り、Roland Wittich のドラムも軽く流さず、演奏に細かな揺れを加えています。
面白いのは、自由度が高いのに難解さだけで押さないところ。ユーモア、ブルース感覚、ジャズロック的な感触、欧州産らしい実験性が入り混じり、聴きやすい瞬間と引っかかる瞬間がごく自然に並んでいるんです。整ったトリオ作品というより、3人がその場で音の形を少しずつ変えていくような内容。
後の Wolfgang Dauner の奇才っぷりを発揮する活動にもつながる、遊び心と鋭さ混じる作品。70年代初頭のジャーマンジャズが、アメリカのジャズをなぞるだけでなく、自分たちの言葉で変形させていく感じがよく出ています。聴くほどにこの時代の自由な空気が伝わる1枚です。ドイツ後発盤。
Sleeve: スレ/クスミ/ヤケ
Media: 薄くスレ/静音部に軽微なチリノイズ
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