Virgin | 204 169 | EU | 1981 | M: VG+ / VG+ | JK: VG
A1: The Art Of Parties 4:09
A2: Talking Drum 3:34
A3: Ghosts 4:33
A4: Canton 5:30
B1: Still Life In Mobile Homes 5:32
B2: Visions Of China 3:37
B3: Sons Of Pioneers 7:07
B4: Cantonese Boy 3:44
Japan が81年に Virgin から発表したラストスタジオアルバム。David Sylvian、Mick Karn、Steve Jansen、Richard Barbieri による編成で制作、グラム/ニューウェイヴ色の強かった初期から大きく変化したバンドが、独自のアートポップへ到達した1枚です。
80年代のシンセポップとして聴ける洗練を持ちながら、音の作りがかなり奇妙なところにあります。中国音楽からの影響を思わせる旋律、硬質な電子音、Mick Karn のうねるフレットレスベース、Steve Jansen の乾いたリズムが絡み、ポップでありながら簡単には馴染まない質感に仕上げています。
David Sylvian の歌も感情を大きく出すのではなく、少し距離を取ったまま言葉を置いていくような印象。その冷静さが Richard Barbieri のシンセや Mick Karn のベースと合わさることで、華やかさよりも緊張感のある美しさにつながります。静かな曲でも音数の少なさがそのまま強さになっているのがこのバンドらしいところですね。
ニューロマンティックで語られることもありますが、『Tin Drum』はもっと実験的。ポップス、電子音楽、汎アジア、ポストパンク以降の余白が、高精度で組み合わされています。一度耳に入ると音の形が耳に残る。Japan が最後にたどり着いた、鋭く美しい到達点です。欧州盤。
Sleeve: スレ/クスミ/シワ/側面に色剥げ
Media: 薄くスレ/静音部に軽微なチリノイズ
Include: オリジナルインナースリーヴ(スレ/折れ/抜け)