Japo Records | JAPO 60004 | GER | 1974 | M: VG+ / VG+ | JK: VG-
A1: The Philosophy Of The Fluegelhorn 13:07
A2: The Warm Body Of My True Love 6:38
B1: Skarabäus II 8:51
B2: Rainbow 3:32
B3: The Joker 2:36
B4: An Evening With The Vampire 1:56
ドイツのトランペット/フリューゲルホルン奏者 Herbert Joos が、74年に ECM 傘下の JAPO から発表した作品。フリューゲルホルンを中心に、トランペット、メロフォン、アルトホルン、バス・リコーダー、バンブー・フルート、ヴァイブ、ベースまで自身で重ねたソロ作品です。
JAPOらしい実験性はありますが音は意外と静かで、硬いフリージャズというより管楽器の響きそのものをゆっくり確かめていくような内容。フリューゲルホルンは丸く深く、そこに低音楽器や笛、ヴァイブの音が重なることで、ジャズ、現代音楽、室内楽の境目が少しずつ曖昧になっていきます。
多重録音による作品ですが、技巧を見せるための一人演奏という感じは皆無。むしろ、自分の中にあるいくつもの声を、同じ空間に並べていくような印象。メロディははっきりしすぎず、リズムも強く押しませんが、音の重なりによって独特の温度が生まれています。
ECM本流の透明感とは少し違い、JAPOらしい余白と癖が残った1枚。ジャズとして聴いても、アンビエントや現代音楽に近い感覚で聴いても面白い内容です。派手さはありませんが、フリューゲルホルンという楽器の柔らかい影まで丁寧にすくい上げたような、静かに深い作品です。ドイツ盤。
Sleeve: スレ/クスミ/ヤケによる変色
Media: 薄くスレ/全体的に軽微なチリノイズ
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