JG-Records | JG 044 | GER | 1978 | M: VG+ / VG+ | JK: VG
A1: Tamara Delihoron 5:10
A2: Fidayda 16:00
B1: Dere Geliyor Dere 15:20
B2: Les Noto 5:20
トルコ出身の打楽器奏者 Okay Temiz を中心とする Oriental Wind が、78年にドイツの JG-Records から発表したライヴ盤。スウェーデンのピアニスト Bobo Stenson も参加した、Balver Hohle での録音。Okay Temiz は Don Cherry との共演でも知られ、トルコや中東、バルカンのリズムをジャズの中へ持ち込んだ重要な打楽器奏者。本作は、その感覚がライヴならではの熱量で記録された1枚です。
トルコ伝統音楽を土台にしながら、モーダルジャズ、フリー寄り即興、欧州ジャズの硬質な響きが混ざった音楽性。リズムはかなり土っぽく変拍子や反復のうねりがありますが、演奏全体はただ民族音楽的にまとまるわけではないんです。Bobo Stenson のピアノが入ることで、音に北欧ジャズらしい冷静な輪郭が加わり、Okay Temiz の打楽器と良い対比を作っています。
きれいに整ったフュージョンではなく、各奏者がその場で音を荒くも押し広げていくような生々しさがあります。トルコの旋律や打楽器の強さにサックスとピアノが絡むことで、東西ミックスという言葉よりも、もっとフィジカルにぶつかっている感じ。
Oriental Wind のスタジオ作とはまた違い、こちらは演奏の勢いと場の空気を味わうことのできる作品だと思います。民族音楽、スピリチュアルジャズ、欧州フリーの境目を、説明ではなく演奏そのもので越えていく1枚。多少ラフでも、この録音にはこの場でしか出ない強さがあります。ドイツ盤。
Sleeve: コーティングスリーヴ/スレ/クスミ/コーティング剥がれ箇所あり
Media: 薄くスレ/静音部に軽微なチリノイズ
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