Ole Nordenhof Kvartet / Ole Nordenhof Kvartet (LP)

Fohn Edron | OL-1 | DNK | 1984 | M: VG+ / VG+ | JK: VG


A1: Åh, Forelsket Igen. (Oh, In Love Again) 3:00
A2: Esse, Esse. 10:23
A3: Kom Piger, Lad Os Danse. (Come On Girls, Let's Dance) 7:28


B1: Egerødder I Egnet Jord. Fugl. Bird. 7:48


B2: Da Høje, Slanke Tinders Ø. (Island Of The High, Slim Peaks) 1:01
B3: Bøn. (Gå Da Væk, Skygge) 11:56




ジャズロックバンド Natdamperen にも在籍した、デンマーク・オーフス出身のピアニスト/作曲家 Ole Nordenhof が率いる Ole Nordenhof Kvartet の作品。Jesper Zeuthen、Poul Ehlers、Thomas Frovin によるカルテット編成で、デンマークの Lingo Records からリリース。オーフス周辺のジャズシーンの中で生まれた1枚で、Ole Nordenhof の録音作品としても重要な位置にある内容です。

いわゆる整った北欧ジャズを期待すると少し違うんです。ピアノカルテットという編成ではあるんですが音の進み方はかなり自由で、テーマがあってもその上をきれいになぞるというより、各奏者がそれぞれの距離感で音を投げ合っていくような感触があります。Jesper Zeuthen のサックスは鋭く、時にかなりスピリチュアルな色を帯びますが、熱を上げすぎても音がべたつかない。そこに Ole Nordenhof のピアノが、和声の輪郭と不安定な揺れを同時に与えます。

Poul Ehlers のベースと Thomas Frovin のドラムも、単に下を支えるというより演奏の流れそのものを細かく組み替えていく感じ。フリーなリズム、ストップ&ゴーの展開、低く乱れ打つようなドラムの感触など、曲ごとに景色は大きく変わりますが、全体にはどこか祝祭的な明るさと、沈み込むような影が同居しています。大団円のように広がる場面がある一方で、急に地面がずれるような緊張感もあり、その不安定さがこの盤の魅力になっている気がします。

デンマーク産ジャズの中でも、ECM的な透明感や洗練とは別の場所にある作品だと思います。もっとローカルで、身体的で、オーフスの小さなシーンから自然に立ち上がったような音。ジャズロック以降の自由さ、フリージャズの切れ味、北欧らしい抑えた温度が混ざり、きれいに整理されないまま強い個性を残しています。80年代初頭のダニッシュジャズの深いところに触れられる、かなり味わいのある1枚です。デンマーク盤。


Sleeve: スレ/クスミ/薄くヤケ
Media: 薄くスレ/静音部にごく軽微なチリノイズ
Include: ---
型番 SMS-08746
販売価格
3,800円(税込)
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