Alternativ | ALP-6 | SWE | 1974 | M: VG+ / VG+ | JK: VG
A1: Fiskmåsen
A2: Barkbåtsvals
A3: Lady Ingenting
A4: Elefant Tango
A5: En Liten Djävel
A6: Polska Efter Hjort Anders]
B1: Stressan
B2: Gomasio
B3: Benke Plankton
B4: Nostra Aur
B5: Rum Av Rötter
B6: Maklins Vals
B7: Caitlin Triall
B8: Drakväder
Lasse Englund が74年にスウェーデンの Alternativ から発表した1枚。プロデューサー/ギター奏者として知られる Lasse Englund の初期リーダー作で、同郷のギタリスト/マルチ奏者 Thomas Almqvist もギターやマンドリンで参加しています。
北欧フォークを土台にしながら、プログレッシヴロック、アコースティックギター、民族音楽的な感覚がゆるやかに混ざり合う1枚です。ギターは素朴に鳴るだけではなく、時に歯切れよく、時に沈むように響き、曲ごとに景色の明るさが細かく変わっていきます。波音や鳥の声などのフィールド音も使われていますが、それらは飾りというより音楽そのものを外の空気へ開くための入口のように作用します。
全体にあるのは、北欧らしい抜けきらない明るさと、底に残る厳しい暗さ。その2つがエスニックな旋律や変則的なアンサンブルと絡むことで、単なる牧歌的なフォークとは違う奥行きを作ります。タブラやバスクラリネット、ヴォイス、マンドリンなどが加わる場面でも、異国趣味として派手に見せるのではなく、スウェーデンの土着的な旋律感の中に自然に溶け込んでいるのが魅力です。
全14曲、短い断片と長めの展開が並ぶ作りもこの盤らしいところ。アルバム全体がひとつの大きな物語というより、海辺、森、村の踊り、暗い空模様が次々に現れる小さな情景集のように聴こえます。アコースティックでありながら閉じておらず、プログレッシヴでありながら大げさに構えない。70年代スウェーデンのフォーク/ジャズ/実験的な音楽が交差する場所にある、静かに深い1枚です。スウェーデン盤。
Sleeve: スレ/クスミ/ヤケ/小さく茶シミ
Media: スレ/全体的に薄くチリパチ
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