David Pritchard / Light-Year (LP)

Inner City Records | IC 1047 | US | 1978 | M: VG+ / VG+ | JK: VG- | ゲートフォールドスリーヴ


A1: Black Moon 5:18


A2: Hotel Spirit 8:20


A3: Dry Lake 7:26
B1: Light-year 4:57


B2: Glider 5:34
B3: Mirage 7:47
B4: Inner Voice 2:57


米ギタリスト David Pritchard が、Inner City から1978年に発表した初リーダー作。David Pritchard は10代でジャズロックグループ Quintet de Sade を結成し、その後 Gary Burton Quartet に参加、Contraband を経てLAで活動した演奏家で、ジャズ、フュージョン、アコースティックな構成感覚がまだ生々しく混ざり合っていた時期の1枚です。

この盤の面白さは、後年の David Pritchard に見られるミニマルでアコースティックな作風へ向かう前の、もっとアーバンで、しかも少し翳りのあるクロスオーヴァー感覚が濃く出ているところにあります。ギターは技巧を誇示するというより、曲全体の流れの中で音色と線をどう置くかに意識が向いていて、フュージョンらしい滑らかさがありつつ、ただの爽快盤では終わらないムードが特徴的。LA産らしい明るい抜けのよさと少し内省的なコード感混じり、その中間の温度がとてもいい塩梅です。

David Pritchard というと、後年のよりアコースティックで静かな作品群を思い浮かべる人もいるかもしれませんが、この作品はその前段階としてではなく、70年代末の西海岸クロスオーヴァーの中で独自の抑制を持った作品として魅力があります。派手なフロア感や大仰なジャズロックには振れず、それでいて線が細すぎるわけでもない。ちょうどそのあいだで、作曲家としての感覚とギタリストとしての品のよさがきれいに結びついた好盤です。US盤。


Sleeve: スレ/クスミ/カット
Media: 薄くスレ/静音部に軽微なチリノイズ
Include: ---
型番 SMS-08708
販売価格
2,400円(税込)
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